駆け込み移籍。
ヨーロッパの主要国の冬の移籍可能期間が、1/31をもってクローズしました。
フォルトゥナも最終日にイタリアのサンプドリアからポーランド代表FWをレンタルで獲得しましたが、毎年この「駆け込み移籍」は多くのドラマを呼びます。
現在フォルトゥナでプレーする宇佐美貴史選手も、1年半前の夏の移籍期間に加入しましたが、残り2日で話がまとまるという、まあまあの駆け込み移籍でした。
この駆け込み移籍は、ときには「玉突き移籍」にも左右されるため、より複雑さを増すものです。
あの選手が移籍したら獲得できます、的なことですが、自分たち次第ではないってのは、なかなかストレスなこと。
ボク自身は強化担当ではないので、直接的にやりとりに関わることはほとんどありませんが、これを担当するスタッフは本当に強い精神力が必要だなぁと思います。
ちなみに日本人としては、この冬はやはりドルトムントからトルコのベシクタシュに移籍した香川真司選手の移籍が最も大きな関心事だったのではないでしょうか。
トルコリーグは物凄く熱狂しているところであり、パフォーマンス次第では相当讃えられたり叩かれたりすると聞きます。
そんなところへ飛び込み、もう一度自分の価値を示そうという挑戦に挑むのですから、こちらも相当な精神力と、そして覚悟だったと思います。
正直、日本を代表するスーパースターでも、こうやってなりふり構わず駆け込み移籍しなくてはいけないのは、なんだか複雑なおもいではありますが。
スペインへ行きたいと公言していただけに、どこかで不本意なところはあるでしょうが、でもトルコでの活躍が約束されているわけでもありません。
やはり相当なプレッシャーと戦うことになるとは思いますが、そこで眩しいくらいの輝きを放ってくれることを楽しみにしています。
ちなみにこの冬にも、いくつかの日本人選手のヨーロッパ移籍(ヨーロッパ内での移籍)がありました。
冬はどうしてもシーズン途中から入ることになるので、決して簡単ではありません。
ましてアジアカップを戦っていたりした選手は、だいぶ遅れての加入になりますし。
それでも、どの日本人選手にも活躍してほしいです。
そうやってヨーロッパでもっともっと日本人の価値を高めてほしいですし、そうやって日本サッカーのクオリティも上げていってほしいですね。
とにかく楽しみです。
ちなみに今日のフォルトゥナは、アウェーでホッフェンハイムに1-1の引き分け。
宇佐美選手はベンチ入りも出場はしませんでした。
まあ、来週は水曜日にシャルケとドイツ杯3回戦で激突しますので、そっちの試合でチャンスがあるといいですね。
何れにしても、我々は残留目指して全力で頑張ります。
では、良い週末を。
「頑張るときはいつも今」