『ココロとカラダの笑顔』~白ハトグループ復興支援活動~「おなかとココロがほっこり温まる!復興支援活動」

『ココロとカラダの笑顔』 ~白ハトグループ復興支援活動~

おなかとココロがほっこり温まる!
復興支援活動ドキュメントリポート
→過去のブログを見る「私達が出来ること

2011年5月 5日 (木)

こどもの日☆

女川町総合体育館にも、避難生活を送っている沢山の子ども達がいます。

避難されている方が

「毎年、子どもの日には横の山に鯉のぼりを、ずら~~~っと何匹も泳がせるんだけど

今年はこんなことになってしまったから・・・・

鯉のぼりも流されてしまって・・・

それでも祝いだから、見つかった鯉のぼりをきれいに洗って上げてるのさ~」と

話してくれました。

201105051557000

この山に、毎年20~30匹の鯉のぼりが、元気よく泳いでいました。

今年は・・・

体育館の正面上に、泳いでいます。

201105051558000

明るく、強く、この震災を乗り越えて元気に育てと泳いでいます。

あの日まで、私達は昨日、今日見てきた町の中で暮らしていた子供達

大変な経験を乗り越え、子供達は笑顔で懸命に暮らしていました。

201105050848000

Img_0493

Img_0497_3

お子さんが2人いるお母さんのお話。

「子供が2人いて、小学校の高学年と低学年。

低学年は授業が終わるのが早く、下の子供と自宅にいて

震災に遭いました。

すぐに、子供と一緒に近所の人達と高台に走ったのですが・・・

気づいたら・・・・子供がいなかったんです。

津波に流されてしまったんですね。。。。

高学年のお姉ちゃんは学校にいて無事でした」と・・・

悲しみを見せずに穏やかに話をしてくれていることに

胸が締め付けられる気持ちでした。

自分の前から突然、愛するお子様が居なくなることが

どんなに悲しいことか。

こどもの日を一緒に祝ってあげたかったと思います。

掛ける言葉はなかなか見つかりませんが・・・

「おいもを食べて元気だしてくださいね」とお伝えしました。

亡くなったお子さんも、今日はこどもの日です。

生き残った子供達が

大きな焼き芋を頬張り、無邪気な笑顔が

私たちにも元気とパワーをくれました。

Img_0531

Img_0532

Img_0540

Dscf1185

Dscf1191

201105051255004

Img_0546

Img_0547

子供達にとって

忘れることのない「こどもの日」になったと思います。

私たちほっこり支援メンバーも、忘れる事のない「こどもの日」になりました。

笑顔をありがとう。