私達の役割・・・・
ほっこり支援メンバーは、仙台から石巻を通り女川町に入りました。
女川町に入って、目の前に見えた光景は・・・
今までTVで見ていた以上の惨状に
一同絶句・・・・・
一面に広がる瓦礫の山・・・・
倒れた家・・・・
あの日・・・・一瞬にして女川の町を飲み込んだ津波
本当に想像以上でした。
多くの人命が失われたこと心よりご冥福をお祈りいたします。
改めて私達の来た役割を全員が心に刻み
おいもで少しでも被災者の方が
ほっこり元気になって頂ける様に、おいもに思いと笑顔を込めて
焼き芋を焼けるのを楽しみに沢山の方がお並び頂きました。
その中で3人の子どもが来て、
「家族にもあげたいので7本いいですか?」と家族のために
並んで焼き芋を貰いに来ていました。
子ども達もお友達を亡くしたりしているのに懸命に笑顔で頑張って
暮していることを感じました。
60代の女性とのお話。
「震災の当日・・・
ご主人と自宅にいて震災に遭われ、津波が来るので
ご主人が運転する軽トラックに乗り、高台の方へ避難。
その際、後ろからご近所の家族も車で来ているのを確認していたが
気付いたら後ろには車がなかったので、ご主人は奥さんを降ろし、
津波が来ているにも関わらず、自宅の方へ車を走らせてその家族を探し。
探しに行ったまま・・・ご主人とは会っていない」と話されていました。
その家族とも。。。。。まだ会っていないと。。。。
あの日のことを話してくれていました。
気丈に涙も見せずに・・・・
ほっこり支援メンバーが
「一緒に前を向いて頑張っていきましょうね!」と声をお掛けすると
笑顔で「そうですね!一生懸命生きていかないと。」と言いながら
焼き芋を受け取ってくれました。
早くご主人が見つかる事を、心から祈っています。
勤労青少年センターにはお風呂がないので、
自衛隊が別の避難所に作ったお風呂場まで
15人乗りのマイクロバスが運行しています。
みなさん1ヶ月ぶりにお風呂へ入れたと喜んでいました。
私たちも毎日の当たり前なコトに、感謝の気持を忘れてはいけないと
思います。
私たちの他にも関西からお医者さんや看護婦さんもいらっしゃてました。
震災で入れ歯が無くなったり、壊れたりしている方の治療をされています。
他に、按摩さん4名がボランティアで避難生活をされている被災者の体を
癒すために按摩と足湯でマッサージをしてあげています。
ほっこり支援号の他にも関西や他の地域からも沢山のボランティアの方が
来ています。
全国のみなさんが、それぞれの出来ることで・・・・
歯医者さんは、入れ歯を直すことで、美味しい食事が出来るように。
按摩さんは、皆さんのマッサージをすることで、疲れを取りリラックスするように。
おいもやさんの白ハトグループは、あま~い焼き芋を食べていただくことで
お腹と心をほっこり元気に笑顔になっていただけるように。
白ハトグループに出来ること。
今日も沢山の笑顔とありがとうを頂きました。