ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan
July 2018

07/16/2018

W杯終焉。

ついにW杯が終わりましたね。

優勝はフランス。

攻守に渡ってバランスが良かったのだとは思いますが、やはりムバッペという19歳の登場が、この代表チームの原動力だったことは間違いないと思います。

アルゼンチン戦で見せたパフォーマンスや、決勝戦でのゴールは、まさに個人の力。

19歳という若さで、世界の頂点を極めるってどういう気分なんだろう。

これから10年以上は世界のサッカーシーンをリードしていく存在として君臨することになるのでしょう。

願わくは、ピッチ内外を騒がせる選手にはなって欲しくないですね。

とにかくあの、圧倒的なパフォーマンスを武器に戦っていってほしいものです。


そして準優勝ながら、この大会の象徴的なチームとなったのがクロアチア。

人口約400万人の国が、W杯の決勝戦まで上り詰めてくることは本当にすごいことです。

日本の30分の1ですからね、計算上は。

それでも選手たちのクオリティはとにかく高いのです。

レアルマドリッドやバルセロナ、ユベントス、リバプールなどの強者たちが名を連ねているのですから、決してまぐれでもなんでもありません。

そういう意味では日本だって、スターティングメンバー11人のうち10人がヨーロッパ組ですから、そういう意味ではベスト16に進出したって誰も驚くことではなかったとは思いますが。


それよりも大事なことは、いかにチームとしてまとまり、チーム一丸となって、このW杯という舞台で結果を出すかという部分。

この大会に関して言えば、ドイツを破ったメキシコや韓国、大健闘を見せたスウェーデンやデンマーク、そして小国ながらアイスランドも素晴らしい戦いでした。

総じて言えることは、とにかく魂を感じる戦いを見せてくれたチームが多かったということ。

そしてそういうチームは、大会中にファンを獲得したんじゃないかなということです。

逆にドイツやスペイン、ポルトガルやアルゼンチン、ポーランドなどは、どこかに驕りがあったり、自国のスーパースター頼みだった部分があったために、足元を救われたように感じました。

とは言え、どの国もサッカーが衰退したわけではないですし、逆にドイツなんかは世代交代がどう行われていくのか、これからが見ものです。


改めて思いますが、サッカーはチームスポーツ。

相手が格上だって、勝てないというわけではないところが面白い。

そんなことを痛感した大会でしたし、だからこそとっても楽しかったですね。

でもこれで世界を熱狂させたW杯が終焉。

また4年後ですね。

次はカタールで、冬開催で、48か国出場?なんてなってますが、果たして。


日本サッカーとしては、2020年の東京オリンピックも踏まえて、しっかりと若手の育成を頑張っていきたいですね。

そして2020年や2022年だけでなく、もっともっと先を見越した改革を行っていく必要もありますからね。

ボクはボクの立場で、できることをこれからも続けていく。

でもいつだって目標は一緒です。

日本がW杯で優勝できる日を信じて、そのために逆算しながら、今の自分に求められることをやっていくのみです。


だからこそ、どんなときも全力で。

「頑張るときはいつも今」

07/10/2018

アリーナの使い方。

フォルトゥナの新チームは、すでに始動して2週間目に入っていますが。

ブンデスリーガの開幕まではまだ1ヶ月半ほどあります。

それまでとにかく集中して準備をしていかないと、6年ぶりの1部ですから、そう簡単には結果には繋がらないですからね。

そんなフォルトゥナの開幕戦は、FCアウグスブルクに決定。

まだ正確な日程は発表になっていませんが、対戦表は全試合分発表になっています。

詳しくはこちら


そんなフォルトゥナのホームスタジアムでもあるESPRITアリーナですが、こういう試合が行われていない時期は、いろいろなイベントが行われています。

先週末にはヘレナ・フィッシャーという歌手のコンサートが行われていました。

アリーナの中に大きなステージが作られ、芝生の上にもシートが作られて、それはそれは盛り上がったようです。

そしてその前にはアリーナの中で卓球クラブがオーガナイズした子供たちのための卓球大会。

Tischtennis


アリーナの中に一体何台の卓球台が用意されているんでしょう(笑)

芝生の上ですから、決して本気で動けるわけではないでしょうが、子供たちの大きな歓声が響いていました。

こういう光景って日本では見ることできないんじゃないかな、と。


スタジアムの管理上の都合から、なかなか許可が下りないのかもしれませんが、実はこれは上記のコンサートが行われる前の週の出来事。

このコンサートによって芝生はボロボロになるので、いずれにしてもシーズン開幕前までにはすべてが新しく敷きなおすことになるのですが。

だからこそ、このコンサートの前に芝生を傷めても良いイベントの許可を出している、ということができるわけです。

ちなみにこの卓球大会の前には、B2RUNというビジネスマン向けのランニングイベントのスタートポイントになっていたり、その前にはフォルトゥナのスポンサーらを集めたミニサッカー大会も実施されていました。


これって逆転の発想で面白いなと。

日本だと簡単に芝生を敷きなおしちゃうという感覚がないかもしれないので、そうそう簡単にできることではないかもしれませんが、それでもタイミングさえ考えれば、できることもあるんですよね。


ESPRITアリーナの中にはオフィステナントが入っており、その一部がフォルトゥナのフロントオフィスになっていますが。

ホテルが併設されていることもそうだし、中央駅から直結の駅がアリーナの真横にあって、屋根の下を通ってアリーナの入り口まで到達できるなど、とにかく参考になることだらけ。

そういう日常の景色からも、いろいろなことを吸収するチャンスがある。

アンテナを張り、「なんでだろう?」と思い続けることができるのが、ボクの持つ1つの強みなのかな。


そんなことを感じた瞬間だったので、ブログに記録を残しておきました。

それでは。

「頑張るときはいつも今」

07/05/2018

W杯ベスト8

4年に一度のサッカーの祭典、W杯もいよいよベスト8が出揃いました。

ウルグアイvsフランス

ブラジルvsベルギー

ロシアvsクロアチア

スウェーデンvsイングランド

面白いカードですが、やはり意外な国が残ってる印象は拭い去れません。

ドイツもスペインも、アルゼンチンもポルトガルもいませんからね。

元々イタリアもオランダもいない大会だし、時代が変わってきていることを感じます。

まさに「強い者が勝つのではなく、勝った者が強い」と言える大会ですし、そんな時代になってきたわけですね。


スーパースターたちの成熟度で言えばベルギー、まさに円熟期。

新しいタレントの宝庫はフランス、バランスも良い。

さすがの安定感と徐々に上がって来た感覚のブラジル。

世界屈指の破壊力を持つツートップ擁するウルグアイのファイティングスピリッツは驚異。

得点ランキングトップのストライカーがサッカーの母国に栄冠をもたらすか。

はたまたクロアチアが誇るバルサ&レアルの司令塔コンビが世界の頂点を極めるのか。

ロシア、スウェーデンはさすがのこの先は厳しそう。

でもサプライズはどこだって起こせますからね。

なんたって世界上位の差は詰まってますから。


もはやここまで来ると勝敗を分けるのは、コンディションや相性とか、そういう微妙な部分だけだと思うので。

まあ強いて言うなら、有利なのはゴールゲッターがいる国でしょうか。


ちなみに個人的にはベルギーを推したいです。

それが一番フェアな気がして。


とにかくあと3勝で世界一。

どの国もどの選手も頑張って欲しいですね。

「頑張るときはいつも今」

07/04/2018

サッカーの力。

日本代表がW杯から敗退したことで、日本でのW杯熱狂は終了となったのではないかと思います。

前評判とは裏腹に、グループリーグを突破し、ベスト16でも世界ランク3位のベルギーと真っ向から勝負しての惜敗。

ポーランド戦のラスト10分の振る舞いを後悔しての、ベルギー戦の最後まで攻める姿勢を見せたのは、ある意味非常に日本人らしかったなと思いました。

賛否両論がある中ではあると思いますが、日本人の誠実さが出たなという感想です。

翌日のコロンビアvsイングランドを見ていて思いましたが、コロンビアの選手たちは嫌気が差すくらい汚いプレーを繰り返していましたが、それを勝利への執念と言うかどうかの問題ではないでしょうか。

日本人選手がW杯の舞台で、相手選手を引っ張って、蹴り倒して、突き飛ばして、「何もしてない!」と審判に抗議している姿を見たら、それを見ている方々はどう思うんだろう、なんてことを思いましたから。


もちろん、正攻法ですべてクリーンに戦って、それでも世界の猛者たちに勝利していくというのは、あまりにも理想が高く、非現実的かもしれません。

だからこそ、日本人ももっと(批判に)強く、そして(ずる賢さを含めて)クレバーになっていかなくてはならないとは思います。

そういったことも含めて、今回の大会は得るものが多かったと言えるのではないでしょうか。


いずれにしても、前評判が低かっただけに、日本中が大フィーバーしていたことはこちらへも伝わってきていますし、世界のサッカーファンからの日本サッカーへの評価も急上昇したと思います。


日本に帰国する代表選手たちを待ち受けているのは、メディアメディアメディア、メディアの嵐でしょうね。

それもまた日本らしいとは思いますが、ドイツが2014年にW杯を優勝したあと、ドイツに戻ってきた後が、ボクには印象的でした。

ブラジルからドイツに戻ってきたその足で、ベルリンで大々的な優勝報告パーティーを行い、50万人とも100万人とも言われる人数を動員しましたが、そのあとは解散してそれぞれが所属クラブに戻って随時報告などを済ませ。

そして全員がバケーションへと消えていったのです。

見事なくらいにメディアに引っ張りだこになる選手はおらず、誰もが家族や彼女とつかの間の休暇を楽しむために姿を消したのです。

もちろんパパラッチが撮った写真と共に、「どの選手がどこどこでバケーションを楽しんでいる」といった記事は挙げていましたが。


とにかくサッカーの力はすごいなと思います。

W杯前に興味ない素振りを見せていた人たちですら、大迫がどうだとか乾がどうだとか言ってるわけですから。


ただし。

選手を取り巻く環境は変わっても、日本サッカーの状況が急激に良くなったというわけではないですからね。

そこを取り違えず、問題視されている育成の部分をもっとしっかりと冷静にフォーカスし、日本に適したシステムの構築を考えていかなくてはならないだろうなと思っています。

それはもちろん、代表監督が誰になるかも含めてですが。


最後に1つどうしても書いておきたいこと。

代表選手というものは、結果によってヒーローにもヒールにもなる可能性があります。

ポーランド戦の前の記者会見で川島選手がこのことに少し触れていましたが、その覚悟がないとここにはいない、と。

それが彼ら代表選手の責任であり権利でもあります。

だからこそ、ベルギー戦の受け入れ難い敗戦直後のインタビューに対しても、誰もが誠実に一生懸命応えていたと思います。


そんな状況でのインタビューに対して苦言を呈していた人が自分のSNSで主張していましたが、それは間違えていると思います。

プロ選手というものは何に支えられ、どういった存在なのかということは、常に理解しておく必要があります。

こういったことは、もっともっと厳格に、JリーグもJリーグクラブも、年代別代表選手も、A代表も徹底していく必要があると思います。

サッカーにはそれだけの影響力があるので、それをきちんと理解してほしいです。

ボクのように裏方の人間は、こういう部分にはどうしても敏感になってしまいます。

普段はこういったことに関する個人的な感情は書かないようにと思っていますが、日本サッカーの、日本のサッカー選手のクオリティの向上には、こういった部分の改善も欠かせないですから。

ということで、読んでくれて有難うございました。

選手、スタッフ、そのほか日本代表に関わるすべての皆様、お疲れ様でした。

「頑張るときはいつも今」

07/02/2018

お悔やみ申し上げます。

とても悲しいニュース。

今のフォルトゥナを語る上で欠かせない人物であるヴォルフ・ヴェルナーさんが、一昨日急死されました。

76歳という年齢でしたが、休暇中に倒れられ、そのまま搬送先の病院で息を引き取ったそうです。

ヴェルナーさんは2007年にフォルトゥナにやって来て、当時3部リーグに所属していたクラブを2012年には1部リーグまで導いてくれた張本人です。

その間には、監督として、マネージャー(スポーツディレクター)として、そしてスポーツ役員として、とにかく多岐に渡りクラブに貢献してくれました。

ボクがフォルトゥナのフロントに入ったころから、色々なチャンスをもらった方でもあります。

日本人選手の獲得に向けて、色々な選手の話をさせてもらいましたし、色々なトライもさせていただきました。

2009/10シーズンに結城耕造選手と契約をまとめたときもそうですし、2012/13シーズンに大前元紀選手を獲得したときも、やはりヴェルナーさんと色々なやり取りを共にしました。

フォルトゥナを3部から1部に引き上げた功績はもちろんですが、ボクにとっても多くのチャンスを作ってくれた恩人のような方でもありました。


2013年にフォルトゥナの役員を退いてからは、サッカービジネスからは身を引いていましたが。

それでも時々お見かけすると声を掛けてもらったりしていただけに、今回の訃報はすごくショックでした。


人と人の巡り合わせは非常に不思議なものです。

時には自分が恩人になっていることに気づかないこともあったりすると思います。

きっとヴェルナーさんは、ボクにそのように思われているなどということは夢にも思っていなかったと思いますが。

でも、ボクのドイツでの、フォルトゥナでの挑戦を支えてくれた一人であることは間違いありません。


もう直接お会いして御礼を言うことはできませんが、心より感謝しております。

そしてヴェルナーさんを偲んで、心より哀惜申し上げ、謹んでご冥福をお祈り致します。