このブログを見ていただけている方は、皆さんご存知かと思いますが、改めてアナウンス。
ボクが仕事をしているブンデスリーガ2部に所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフには日本デスクがあります。
デュッセルドルフにある大きな日本社会とクラブを繋ぐことを大きなテーマとして今から9年前に設立し、新シーズンで10シーズン目に突入します。
1つ前の記事でも書きましたが、徐々に日系企業の皆様にも支援してもらえるようになってきただけでなく、デュッセルドルフの日本人の方々には当たり前の存在になってきました。
最近は積極的に"日本"との繋がりも増やしており、JFAやJリーグとも積極的にやりとりをするようになってきています。
今シーズンは2部リーグ所属ですし、まだ有名な日本人のトップ選手が所属しているわけではないですが、そういう選手が活躍する土壌はしっかりと作っています。
日本人選手が加入したことで有名になる海外クラブは多いですが、その一方でその選手が移籍してしまえば、日本人には忘れられてしまうことが多いのが現実です。
外国のクラブである以上、そしてプロクラブである以上、その時代やそのタイミングに合わせて、どこにマーケットがあるのかを見抜いていく必要がありますが。
一方で半永久的に存在する地元の存在というものを絶対に蔑ろにしてはいけません。
そういう意味で、地域にどれだけ根付くか、どれだけホームタウンやそこに住む人たちを大事にするかが、必ずテーマになります。
このデュッセルドルフには、7000人とも8000人とも言われる日本人が住み、デュッセルドルフだけで300社近い日系企業が進出し、ヨーロッパにおける活動の拠点にしています。
このデュッセルドルフの日本社会は、昨日今日できたものではなく、すでに60年近い歴史があるのです。
日本が、そしてドイツが、戦後に高度経済発展を遂げてくる中で、時間をかけて形成されたものなんです。
そして現地のドイツ人の方々にも、日本人社会は受け入れられ、そして溶け込んでいます。_
具体的に、日系企業で長く働いてきたドイツ人も多く存在し、その子供たちの世代も社会に出てきている時代なのです。
それくらいデュッセルドルフにある日本社会は、すでにこの街に根付いた存在ということができます。
また今後、イギリスがEUを離脱することで、ロンドンにヘッドコーターを置いていた企業が、EU内に拠点を移す動きも出てくることが予想されています。
そういう中では、デュッセルドルフも選択肢の候補になってくることは間違いありません。
こういった背景から、デュッセルドルフという街は、これからも大きな可能性を秘めていることだと思っています。
日本人が、日本企業が、ヨーロッパにおける“第二の故郷”と思ってもらえるポテンシャルを秘めた街なのです。
そんな街にあるフォルトゥナ・デュッセルドルフには、可能性を感じずにはいられないです。
そう思って早いもので10年以上が経ちました。
そしてボクがこのクラブに日本デスクを立ち上げて10シーズン目を迎えるのです。
勝手な話ですが、節目のシーズンですし、色々な期待もしてしまうものだったり。
ただ、スポーツは筋書き通りにはいかないから、面白いとも言えますよね。
新しいシーズンがどんな展開になるのか、とにかく楽しみですが、いいシーズンになってくれることを願って止まないのです。
そして、このブログを見てくださる皆さんには、是非ともそんなフォルトゥナの奮闘を共有していただきたい。
まだまだ注目度は低いクラブですが、日本語HPも日本語ツイッターもございます。
是非ともフォローしていただき、どんなシーズンを送るのかを見ていただければ嬉しいです。
8年前からせっせと発行し続けているフォルトゥナ通信というクラブオフィシャル日本語マガジンも、オンラインでダウンロードできますので、興味ある方は是非ともチェックして見てくださいね。
それから今年スタートさせた、フォルトゥナジャパンTVも、定期的に配信しておりますので、こちらも是非見てもらえたら。
そんな感じで今日は、フォルトゥナを改めて皆さんにご紹介させていただきました。
色々リンクをつけて見たので、見てみて下さい。
それでは、良い月曜日を。
「頑張るときはいつも今」