これがサッカーの魅力。
アウェーでのバイエルン戦は、まさにドラマと呼ぶに相応しい結末でした。
絶対王者バイエルンに3-1とリードされて、しかもアウェーでの闘い。
こりゃ誰もが諦めたくなる状況ですが、我々“フォルトゥナ一族”は違いました。
セットプレーからチャンスを作り、必死に戦う姿勢を見せると、そこから怒涛の2得点ラッシュ。
同点ゴールはロスタイムに決まりましたから、そりゃもう決まった瞬間は、自分から何かが噴き出したんじゃないかというくらい大きな声でガッツポーズしてしまいましたよ。
そして何よりもすごいのが、この3得点すべてを叩き込んだのが、今期レンタル加入したばかりの21歳ベルギー人アタッカーのルケバキオ選手。
187cmながら、凄まじいスピードとテクニックを持ち合わせた21歳。
能力の高さは加入当時からずば抜けていましたが、ここにきて大ブレーク。
まさかのバイエルン戦でブレークするあたり、この後の成長も末恐ろしいと思うほど。
アウェーの地で、バイエルン相手に2点のリードを追いつき、しかも21歳の若手がハットトリックするという。
勝ったわけじゃないし、言っても34試合あるリーグ戦の1試合に過ぎないんですけど。
それでもまあ、盆とクリスマスと正月が一緒になったような試合でした。
とにかく騒ぎすぎちゃいけないんですけど、でもこの試合のパフォーマンスは今後のチームに大きな影響を与えるでしょうし、だから勝ち点1点以上の意味があったと思います。
宇佐美選手も3試合連続の先発出場を果たし、随所にその能力の高さを見せ、攻撃の起点になっていました。
見ていて頼もしいし、安定感が出てきていていると思います。
まだまだ順位は17位のままですし、もっともっと勝ち点を重ねていかないといけませんが、1部で戦えることは証明できていますからね。
ここからの戦いに、また注目してください。
ボクら裏方も、引き続き一緒に戦っていきたいと思います。
「頑張るときはいつも今」