ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan
仕事

03/31/2018

ルーヴェン高崎U15のドイツ遠征2日目。

朝はあいにくの天気でしたが、徐々に雨も上がり、太陽も覗いた2日目。

午前中はフォルトゥナユースアカデミーの練習場を借りてトレーニング。

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宇佐美&原口の加入以降、2部リーグ所属のクラブながら、日本でも注目を集める存在になりつつあるクラブです。

選手たちももちろん2人の日本代表選手たちのことはしっかりと認識しているし、そういう選手たちが所属しているクラブのグラウンドを借りれることを自覚しながら。

この日の午後に控える最初のテストマッチに向けて、しっかりと体を動かしていきます。

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そして腹ごしらえを済ませた面々は、いよいよ夕方、最初のテストマッチに向けて出発。

相手はバイヤー05ウーディンゲンというクラブでしたが、ここにはいくつサッカーコートがあるのだろうというくらいたくさんグラウンドがありまして。

さらに室内体育館や陸上施設、ビーチバレーコートなど、様々なスポーツが行える、まさに総合型スポーツクラブ。

そんな理想郷のようなクラブを相手に、自分たちのサッカーを試すときです。

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試合は相手が終始試合を優位に進める展開となり、何度も危ないシーンを作られましたが。

それでも最後のところでしっかりと守って失点は許しません。

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ルーヴェンも少ないチャンスを何とか活かそうと果敢に挑みます。

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中には大人と子供くらい身長が違う選手もいましたが、そういう経験をするためにドイツに来たのですから。

決して気持ちで負けるわけにはいきません。

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それにしても本当に大きい...

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結局最後まで集中を切らさず戦ったルーヴェンは、得点こそできないも、失点も許さず。

最初のテストマッチは0-0となりました。


相手はとても強かったですが、それでもしっかりと守りきれたことは、彼らにとっても大きな自信になったのではないでしょうか。

とにかく、外国の地での最初の戦いでは、しっかりとルーヴェンの意地を示すことができたのではないかと思います。

この後に続く試合に向けて、またしっかりと心身ともに準備してほしいですね。

選手の皆さま、お疲れ様でした。

SETAGSチーム

03/30/2018

ルーヴェン高崎U15のドイツ遠征がスタート。

今年で2回目となるルーヴェン高崎U15のドイツ遠征がスタートしました。

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このクラブでは数年前からフォルトゥナの出張サッカースクールを実施させていただいてきていることもあり、子供達にとって「ドイツサッカー」が普通よりは身近に感じてもらえているはず。

それでも実際にドイツに足を踏み入れ、ドイツの空気を感じるのはまた全く違う感覚になるはず。


20度を超える日本から、10度を下回るドイツにやってきたので、ちょっと寒さに驚いたかもしれませんが。

それでも今回何度かお世話になるホテル近くのサッカークラブのレストランで腹ごしらえをして。

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明日は早速この遠征最初のテストマッチが待っていますので、それに向けて準備しなくちゃ。

まずはしっかりと時差ボケを取ること、そしてドイツの空気に慣れることですね。


とにかく14歳、15歳という年齢でこんな経験ができることが羨ましいです。

ホテルにこもってWifi拾って携帯ばかりいじらないように。

いろいろなことを感じる機会にしてほしいなと切に願っています。

皆さん、頑張っていきましょう!

SETAGSチーム

03/26/2018

八千代高校サッカー部ドイツオランダ遠征8/9日目。

ハードな5連戦を乗り切った選手たち。

ここからはサッカーのスパイクを脱いで楽しむのみ。


まずは香川真司選手が所属するボルシア・ドルトムントへ。

ここでは8万人収容のシグナル・イドナ・パーク・スタジアムの見学ツアーに参加。

普段ここが超満員になるんだと想像すると、かなりの鳥肌ものです。

テレビでしか見たことのない世界ですが、それを疑似体験し、テンションもかなり上がったことでしょう。


そして場所をデュッセルドルフへ移して、いよいよ楽しみの楽しみの楽しみである、ドイツvs.スペインの行われるESPRITアリーナヘ。

ここぞとばかりに応援グッズやユニフォームを購入し、世界王者ドイツを応援する体制も万全です。

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アリーナの中は、屋根がしまっていて温度も快適。

6月のW杯を見越したスペインとの前哨戦ということで、アリーナの雰囲気も最高潮。

選手たちのテンションもマックスです。

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ゴール裏の席ではありましたが、前から3列目という場所。

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選手たちのバチバチぶつかり合う音や、スピード感、そしてゴール前の攻防などは見応え十分。

チャンピオンズリーグに出ているようなクラブでプレーしている選手同士の対戦に、みんな終始目を大きくしていました。

試合結果こそ、1-1となりましたが、それ以上に素晴らしい試合内容で、これを現地で観れたことは、彼らの人生の中でも、大きく残っていくものになるのではないでしょうか。

そんな最高のフィナーレで、今年の遠征も無事に終了です。

その翌日、早朝ではありましたが、寝坊者を出すこともなく、ホテルを出発。

空港で荷物オーバーに焦る選手たちも何人いましたが、それも無事にクリアしまして。

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こうして、今年で5回目となった八千代高校サッカー部のドイツオランダ遠征は終了しました。

ちなみに今回の遠征には、5年前の遠征に選手として参加していた方が、コーチとしてきていまして。

嬉しい再会となったのですが、「あの時のことをよく覚えています」という話が聞けたのが嬉しかったですね。

サッカーを続けていれば、必ずまたどこかで再会することがあるでしょうし、今回の遠征が参加した選手たちの人生のターニングポイントになってくれていることを願うばかりです。

そして、八千代高校サッカー部が、今年も好成績を残してくれることを楽しみにしています。

また皆さんとお会いできることを楽しみにしています。


最後になりましたが、今年もこの遠征のために多くの方々にご協力いただきました。

いつも本当に有難うございます。この場を借りて、御礼申し上げます。

SETAGSチーム

八千代高校サッカー部ドイツオランダ遠征7日目。

千葉県とデュッセルドルフ市は2005年以来パートナーシップを結び、様々な分野での交流をしています。

八千代高校サッカー部は、そんな交流の一環の意味も込めて、こうやって毎年デュッセルドルフ近郊での遠征を実施しておりまして。

そして毎年デュッセルドルフ市庁舎へ行き、市長を表敬訪問させていただいていますが。

今年もしっかりと、千葉県を代表してご挨拶に行ってきました。

デュッセルドルフ市のトーマス・ガイゼル市長も、非常に忙しい中、我々の訪問を受け入れてくださいまして。

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これに対して八千代の選手も、(ドイツ語のテキストを見ながら)しっかりとお礼のスピーチさせていただきました。

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また、日本からのお土産として、ある選手のおばあちゃんが手作りで作ったという犬の置物をプレゼントさせていただきました。

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高校生の彼らにとっては、非常に名誉な経験です。

こうやって日本の自分の故郷を代表して、外国の街の市長に挨拶できるのですから。

こういうことを通じて、改めて自分の住む街を誇りに思ってもらいたいですし、世界とこうやって繋がっているのだと知ってほしいですね。

最後にガイゼル市長と一緒に。

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そんなひと時を過ごした面々は、その後、デュッセルドルフでの自由時間を経て、ケルンへ移動。

ケルンでは大聖堂を敢行するなど、ドイツの文化に触れる機会にも恵まれました。

そしてこの遠征最後のテストマッチの相手であるフォルトゥナ・ケルンへ。

このクラブはトップチームがドイツ3部リーグに所属しており、U19チームもU19ブンデスリーガ・ウェストに所属している立派なプロクラブです。

そしてこのアカデミーでGKコーチを務めているのが、毎年八千代の遠征でガイドを務めてくれている落合高嗣さん。

今年はスケジュールの都合で別のチーム(清水エスパルスU18)の遠征に帯同していましたが、それでもこの日は相手側のベンチにしっかりと座っていました。

八千代との対戦は、落合さんの念願でもあったので、とても嬉しそうでした。


フォルトゥナ・ケルンは今シーズントップチームではなかなか勝利できず、苦しいシーズンを過ごしていますが、それでも優れた選手たちがいるのは間違いありません。

ここまでの4試合で2勝2敗としている八千代としては、この遠征での勝ち越しを狙ってキックオフを迎えました。

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しかしケルンはやはり、同年代のトップリーグを戦うチーム。

パワーやスピードで八千代を圧倒してくる展開。

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この1週間で慣れてきた部分ではありましたが、改めてハイプレッシャーを受けて、後手に回る八千代。

それでも自分たちのサッカーをトライし続けました。

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結局、試合結果は0-2の敗戦となり、最後を勝利で飾ることはできませんでした。

試合後、八千代の豊島先生は「非常にスピードがあり、ハイプレッシャーの中でなかなか自分たちのサッカーをさせてもらえなかった」とおっしゃっていましたが。

まさにそれこそ海外遠征の試合から得られるものですよね。

選手たちもきっとその中で、どうやって自分たちのプレーを出せばいいのかを試行錯誤したのだと思います。

それが日本サッカーの最大の課題ですし、それを自分たちが当事者になって感じて、そして考える機会になったのではないでしょうか。

何れにしても、最後の試合でもう一度、海外チームの強さを感じることとなりました。


それにしてもこれで5日間で5連戦という、なかなかの過密スケジュールを無事にクリア。

15人で挑んだ遠征ですから、本当にハードだったと思いますが、怪我人や病人を出すことなく、ここまでこれて良かったです。


そして明日はドルトムントのスタジアム見学と、待ちに待ったドイツvsスペインの代表戦を観戦します。

あとは楽しむだけですからね、いい意味でスイッチを切り替えて、楽しんでほしいと思います。

今日もお疲れ様でした。

SETAGSチーム

03/25/2018

八千代高校サッカー部ドイツオランダ遠征6日目。

すっかり時差ボケもなくなってきた6日目。

今日も午前中は室内練習場で汗をかきます。

昨夜の勝利もあり、選手たちからは自然と笑顔もこぼれます。

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昨日までは厳しい寒さでマイナスが続いていましたが、ようやく今日から気温が少し上がってきました。

本来3月も中旬を過ぎればそれが普通なのですが、今年は寒波が何度も来たせいで、気温の上下が激しかったんです。

平日の親善試合は、どうしても夜に行われることになるので、気温が少しでも上がってくれることは、選手たちにとっても有難いはずです。


そしてこの遠征4試合目となる相手は、毎年対戦させてもらっている1.FCメルヒェングラッドバッハU19。

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すぐ近くにはブンデスリーガの名門ボルシア・メルヒェングラッドバッハがあることもあり、そこから選手が流れてくるだけあって、アマチュアクラブながら、毎年いい選手は揃っています。

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U19チームは同年代の2部リーグで昇格争いをしており、やはりしっかりとしたチームでした。

GKなんかは2m近かったんじゃないかなと思います。


試合は、相手チームの激しいプレッシングとスピードに、八千代がなかなかシュートチャンスをつかめない展開。

それでもボールは回せるので、チャンスを伺うのですが。

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時折、相手の鋭いカウンターアタックを受け、必死に体を張って守る八千代の選手たち。

とにかくパワーやスピードは、日本では大学生よりも上かもしれません。

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それでもボールを動かし、身体を寄せられる前に動き続けて。

そして一瞬のチャンスをものにし、サイド攻撃からのセンタリングを押し込んで八千代が先制に成功。

その後はパワープレーで押し込んでくる相手に、とにかく身体を張り続け、ピリピリする緊張感のある時間を守りきって、八千代の勝利。

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親善試合であれだけ緊迫した展開もなかなかないんじゃないかと思いました。

その中でつかんだ勝利は、きっと選手たちにとっても自信になったのではないかと思います。


最後は、グラウンドを貸してもらったフォルトゥナ・デュッセルドルフのクラブハウスで食事。

クラブハウスの方が記念に一枚是非、と言うので。

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美味しいご飯をありがとうございました。

これで4試合終わって2勝2敗、この遠征が自信に繋がりつつあるように感じます。

今日もお疲れ様でした。

SETAGSチーム

八千代高校サッカー部ドイツオランダ遠征5日目。

昨夜のロッテルダムからの戻りは24時を回ったので、今朝は少しゆっくりの朝。

しかし、昨夜の0-3の敗戦から学んだ修正点はすぐに確認です。

ということで午前は室内練習場でトレーニング。

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豊島先生の鋭い視線のもと、選手たちはしっかりと汗をかいていきます。

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そして5連戦の3試合目となるのは、U17ブンデスリーガ・ウェストに所属するアルミニア・ビーレフェルトU17。

トップチームはブンデスリーガ2部で上位争いをしている、こちらも立派なプロクラブです。

キャンプホテルからは2時間くらいの距離ですが、今日もバスで遠征。


会場に着いてからは、試合前にさらにボールを使ってトレーニング。

今日の試合でのイメージを高めていきます。

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そしてビーレフェルトとの試合がキックオフです。

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相手はU17チームなので、日本で言うところの高校2年生チーム。

それでもこの年代のトップリーグを戦うチームなので、しっかりとしたプレーをする選手が揃っています。

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体格差もこれだけあります。

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それでも昨日のスパルタ・ロッテルダム戦での敗戦から学んだことを活かし、八千代が決定機をしっかりと決めまして。

試合は2-0で八千代に軍配が上がりました。

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そしてここでも素晴らしいおもてなしを受け、食事の手配をしていただいたりと、様々な対応を受けました。

素晴らしいサッカー環境ももちろんですが、こうやって温かい歓迎を受けることは、嬉しいことです。

また機会があれば是非、と言ってもらえることはとても光栄なことですし、こうやってサッカーを通じて一期一会の出会いがあることも、こういう遠征の醍醐味かなと思います。


何れにしても、これでこの遠征での初勝利。

少し手応えを感じつつ、明日の試合に向けて準備したいと思います。

と言うことで、今日もお疲れ様でした。

SETAGSチーム

清水エスパルスU18ドイツ遠征最終日。

あっという間に最終日となりました。

この日は一切スパイクは履かず、ケルン大聖堂での観光を挟んで、フランクフルト空港から日本へ飛び立つというスケジュール。


短い間でしたが、今回お世話になったホテルは(去年と一緒ですが)、食事がすごく美味しかったし、色々なアクシデントにも迅速に対応してくれ、本当にありがたかったです。

ということで、ボク(瀬田)もチームホテルまで駆けつけ、激励をさせていただきました。

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最終日は天気も安定していたので、立ち寄ったケルン大聖堂もいい感じ。

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どうやって撮るのが良いか、試行錯誤した結果、このアングルで決まりました。

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そんなこんなでバスに揺られてフランクフル空港に到着し、問題なくチェックイン。

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そして日本へ向けて飛び立って行きました。


ということで、これで弊社のサポートは終了となりましたが、今年も素晴らしいご縁と素晴らしいひとときには感謝しかありません。

今回のエスパルスU18のドイツ遠征は、年が明けてから実施が決定したこともあり、色々と急ピッチなオーガナイズとなりました。

それでも色々な方にサポートいただくことができ、最終的にエスパルス関係者の皆様にも感謝していただくことができたことを、とても嬉しく思っています。


ちなみに聞いたところによれば、去年来たメンバーから3人プロへ昇格し、公式戦デビューも果たしているとのこと。

ここでのご縁で日本の将来を担う選手たちの成長をシェアさせていただけることを光栄に思いますね。

そして願わくは、今年のメンバーからもまた、トップチーム昇格を勝ち取る選手が出てくることを楽しみにしています。

そんな彼らといつかまた、サッカーの現場で再会できることを信じています。


ということで今年の清水エスパルスU18チームのドイツ遠征は、無事終了となりました。

皆様、本当にお疲れ様でした。

SETAGSチーム

清水エスパルスU18ドイツ遠征6日目。

早いもので、この遠征もあと2日。

本来はこの日はU19ブンデスリーガに所属しているクラブとのテストマッチを予定していましたが。

今年の冬は天気が悪く(寒く)、多くの試合が延期になってしまっていて、その振替の試合が近々に入ってきたことで、どうしてもキャンセルを余儀なくされて。

先方のチームの監督も、本当はやりたかったのですが、、、と謝罪してくれたりして。

まあ正直なところ、天気には勝てません。


そこでこの遠征の最後には、ドイツ5部に所属するDSC99というクラブの成人チームにお願いすることになりまして。

こちらも急なセッティングだったので、試合会場はフォルトゥナ・デュッセルドルフの練習場の横を借りることになりました。

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このチームも前日にリーグ戦を行なっていたので、サブ組のメンバーが中心ではありましたが、フィジカルの大きい選手たちとやるいい機会ですので。

最後まで怪我なく、集中してやり切ることを目標にして、キックオフに挑みました。

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試合は開始早々こそ、少し相手のスピードやフィジカルに構えるところもありましたが。

なんせ、こんな体格差ですから。

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でもすぐに慣れ始めると、素早しパス回しと正確なフィニッシュで、次々にゴールネット揺らしていきまして。

その結果、10-1で圧勝することができました。

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もちろん、たくさんのゴールを奪えたことは良かったですが、一方では、オーガナイズさせていただいている側としては、このマッチメークは申し訳なかったと思うところです。

でも、こうやってエスパルスU18も2年連続してきてくださることで、どんどん現地での評判が良くなることは間違いありません。

昨年レヴァークーゼンU19を破っているという事実は、こちらではかなりの勲章ですし、今回の親善試合結果もまた、きっとエスパルスの名前を広めてくれることになるはずです。

とはいえ、昨年はマインツに、そして今年はケルンに、いずれも悔しい負けをしているので、是非ともまた来年、リベンジに来て欲しいですね。

継続は力なり、色々な意味で、まさにその通りだと思います。


ということで、今回の遠征では怪我人や病人も出すことなく、ここまで行程を終了できたことはとても嬉しいことですね。

あとは明日、ケルン大聖堂を観光しつつ、フランクフルト空港から帰路についてもらいたいと思います。

今日もお疲れ様でした。

SETAGSチーム

03/23/2018

八千代高校サッカー部ドイツオランダ遠征4日目。

4日目を迎えた八千代高校の選手たち。

午前中は室内トレーニング場で汗を流します。

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そしてこの遠征の2試合目に向けてバスに乗り込み、この日はオランダのロッテルダムに向けて出発。

この日の相手はスパルタ・ロッテルダムU17/U19チーム。

トップチームも1部リーグに所属している立派なプロクラブですが、オランダ国内でも特に育成に定評があるのも特徴的なクラブ。


そして今回なんと、わざわざ日本から来たのならということで、特別にこのテストマッチをスタジアムでやらせてくれるという嬉しいサプライズも。

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実はこのクラブのトップチームでは、ボクの大学時代の同期、相良がフィジカルコーチ/コンディショナルコーチとして働いているんです。

そんな関係もあって、今回のマッチメークを実現させてもらえたのですが。

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何れにしても、高校生の彼らにとっては、こんなに貴重な経験はないですよね。

オランダトップリーグが使っているスタジアムでプレーできるのですから。


相手はかなりタイトなスケジュールの中で、それでもしっかりと胸を貸してくれました。

オランダ特有の4-3-3ながら、しっかりとディフェンスもサボらない。

それでいて、とんでもない快速の選手が2-3人いて。

日本じゃ大学生相手でもあんなスピードの選手はいないって選手に、恐ろしい速さでカウンター攻撃をされて。

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結局試合は3失点し、0-3でタイムアップ。

あとで選手たちに聞いたのですが、オランダ人たちのスピードには度肝を抜かれたとのこと。

でもそれを経験できたからこそ、日本に帰ったときに、ちょっとくらい足が速い選手がいても、度肝を抜かれることはもう、ないでしょうからね。

とにかく世界は広いと感じた一戦だったのではないでしょうか。

ここからきっと近い将来トップチームで活躍する選手も出てくるんでしょうね。

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八千代のメンバーも、この悔しさをバネに、明日の試合へ向かって欲しいと思います。

ちなみにここでもオランダ人の素晴らしいおもてなしに触れることに。

彼らはゲストなのだから、と帰りにはパスタサラダをテイクアウトにして全員に持たせてくれました。

これがとっても美味しくて、選手たちには大好評だったことは、言うまでもありませんが。


スタジアムでプレーさせてくれて、食事までサービスしてくれるなんて。

この遠征では、サッカーで繋がる縁と、そして人の温かさも感じることができていますね。

これを当たり前とは思わず、当事者である選手たちにも、きちんと事実を伝えています。

そうすることで、感謝の気持ちをより大きく持ってもらえればいいなと思います。

ロッテルダムもまた、いい思い出になったのではないでしょうか。

とにかく皆さん、今日もお疲れ様でした。

SETAGSチーム

清水エスパルスU18ドイツ遠征4・5日目。

2試合を消化したエスパルスU18の面々は、4日目にブンデスリーガ試合観戦へ。

向かったのはボルシア・メンヒェングラッドバッハ。

対戦相手は28歳にしてブンデスリーガ1部の監督になったことでも有名なナーゲルスマン監督率いるホッフェンハイムです。

チームカラーの緑が目立つスタジアム。

とにかくチーム行動しているときは、記念写真が基本!

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試合は3-3という両チーム合わせて6点入る退屈しない内容。

ドイツ代表のシュティンデルのトラップシュートなどは、まさにワールドクラスというプレーでした。

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でも、何よりも辛かったのは寒さではなかったでしょうか。

15:30キックオフという昼間の試合だったとはいえ、氷点下で90試合観戦するのはなかなか堪えるはずですから...苦笑

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そして、エスパルスU18の関係者にとって興味深かったであろうプレーはこちら。

審判がビデオ判定を行なったシーンです。

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実はエスパルスU18は、昨年もドイツ遠征に来てくれたのですが、その際に行なったバイヤー・レヴァークーゼンU19との試合が、このビデオ判定導入に向けたデモとなったんです。

結局その後、このビデオ判定というシステムが導入されることになったので、そういう意味でも、監督さんらは「おー、あの時のシステムが本当に導入されている!」って思ったかもしれませんね。

そんなこんなで、今日は感覚で本場のサッカーを堪能する日となりました。


そして5日目。

ようやく時差ボケもなくなり、体もうまく動かせるようになったきたかなというところで、この日はオスナブリュックという街まで遠征です。

トップチームこそ3部リーグ所属ですが、このクラブも2部に長く所属していた立派なプロクラブであり、U19チームはハンブルガーSVやハノファー、ヘルタベルリンなどが所属するU19ブンデスリーガ・ノース/ノースイーストに所属しており、8位と健闘していまして。

一昨日の1.FCケルンの敗戦から課題を修正しながら、この試合に挑みました。

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意外だったのは、オスナブリュックU19チームは丁寧にショートパスをつなぐスタイルだったこと。

パワーやスピードではなく、比較的日本スタイルに近い戦術だったのですが。

そういう対戦になると、エスパルスは個人のクオリティが非常に高いですからね。

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試合はエスパルス優勢で進み、最終的には2-0で勝利を収めることができました。

それでも、ケルンよりは少し力が劣る部分があったものの、オスナブリュックも非常に良いチームだったと思います。


そして何よりこのクラブのおもてなしが素晴らしかったです。

この日も非常に寒かったのですが、サブ選手たちのためにブランケットを貸してくれたりして。

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そういうささやかな気遣いを受けるだけでも、一気にこのクラブやそこで働く人たちに好感を持てるようになりますし、自分たちもそうあるべきだと思えるものです。

選手たちは、プレーだけでなく、こういう振る舞いからもまた、何かを学んでいってもらえればいいなと思いますね。

ということで、この日も寒い中、最後までお疲れ様でした。

SETAGSチーム