プロの視点。
昨日はカーニバルの最終日ということでパレードなどもありましたが、オレは体調不良だったので自宅ステイ。
最近の疲れに寒さがプラスされて体調を崩したようだったので休養しました。
ところでところで、先日のフライブルクでの試合前に面白い話を聞いたんです。
話をしてくれたのは、大前選手を撮るために来ていたベテラン日本人カメラマンの方。
挨拶していただいた流れで立ち話をしたのですが、目から鱗の話がいっぱいでした。
具体的には、カメラマンから見たサッカー選手らの評価なんですが。
高原選手がHSVでプレーした時代から日本人選手を撮影してるそうですが、カメラマンって選手のプレーを連続撮影するでしょ。
もちろんいろいろな予測もしてシャッター切るらしいんだけど、それを見ると、選手の視線や身体の芯が出来てるかなんてことが一目で分かるんだそうです。
例えばAという選手は線は細くてもシュートする最後までGKを見ている。
決めるんだという執念に近いものを感じるんだ、とか。
見た目はがっちりしているB選手は、逆にバランスを崩しやすく、シュート体制に入るとGKを見ないので惜しいで終わってしまう、とか。
C選手は以前と今でちょっとプレーに余裕がなくなってしまって、結果が出にくくなっている、とか。
D選手はFKなどを蹴るときにボールを見ているが、超一流の選手はギリギリまで顔を上げている、とか。
それから日本人選手と欧米人の走り方の違いなんかも教えてくれました。
膝で走る日本人選手に対して、欧米人は腰で走るんだそう。
欧米人の体の強さはそこから来るし、あおうやって走ると、ボールロストが減るらしいんです。
カメラを向けているとそういう小さなポイントが見えるんだそうです。
Eという選手は、膝から腰で走るギアチェンジが出来るから凄い、なんて話は、もはや感覚でしかありませんが、全く考えたこともない視点で面白すぎました。
その方がが興奮気味に言っていたのが、大前選手は芯が出来ているので驚いた、という話。
小さいが軸がしっかりしているし、ヨーロッパに来たばかりですが、とても期待してます、楽しみです、と。
めっちゃくちゃ面白くないですか?
こういうプロカメラマンさんらの話は、もっと聞いてみたいなあと思いましたね。
出来ればFOOTxBRAINさんなんかに取り上げて欲しいです。
サッカーをずっとやってきて、欧州にも長いオレが驚いた話が盛りだくさんですもん。
是非みなさんにももっと知ってもらいたいもんです。
今日はそんなお話。
「頑張るときはいつも今」
GENGO