ハードなスケジュールをこなす皆さんですが、まだまだ学んでいただきます。
5日目はドイツサッカー協会から認定を受けているエリート学校へ。
説明してくれたのは、フォルトゥナのスクールコーディネーターであるクリスチャン。
ここではプロクラブのユースアカデミー所属の選手のための様々な対応が準備されています。
朝練ができるようになっていたり、授業の選択でサッカーのトレーニングが受けれたり。
ドイツの育成年代の子供たちは、しっかりと教育を受けながら、良い環境でサッカーに集中していくという仕組みができています。
ここでは最近のドイツの学校事情なんかも聞くことができ、ボクにとっても勉強になることがたくさんありましたよ。
そしてエリート学校をあとにして、再びフォルトゥナのオフィスに戻り、次の講義。
なんと今回の研修で2回目の登場となったシェーファー会長。
Jリーグが昨年から採用したフットパスについて、ドイツではどのように対応しているのか、特にフォルトゥナに関してを話してくれました。
しっかりと事例をあげながらなので、とにかくすごくわかりやすかったです。
そんなシェーファー会長とも記念撮影。
ここまでのスケジュールを無事こなし、ここでようやくお楽しみのCL観戦へ。
しかもカードは屈指の対戦となったドルトムントvsレアルマドリードです。
皆さんもここは原点に戻って、サッカー小僧の気分でスタジアムへ。
超満員のスタジアムで見る世界トップレベルのサッカーはやはり凄い。
テンポもスピードも、激しさも正確性も、まさにこれが現代サッカーのトップと言わんばかり。
スタジアムの雰囲気も最高でしたが、試合内容も2-2ということで、4得点見れるという贅沢なもので。
とにかく、印象的だったのは、あるクラブの方が、
「日本でサッカー観戦しているときは大体スカウティングなんだよね。だからこんなに純粋にサッカー観戦を楽しんだのは久しぶりだよ」
って。
そう思ってもらえると、こちらもコーディネートした甲斐があるってもんです。
そんな感じで大満足のまま帰路につきました。
ちなみに翌日の6日目は移動日。
デュッセルドルフからケルンまでバスで行き、少し観光をしてから、電車で一路フライブルクへ。
ボクもフライブルクでバトンタッチするまで帯同することになっていたので、そこまでは一緒に行きました。
そして無事にフライブルクで次のコーディネーターにバトンタッチして、今回のJアカデミーダイレクター研修のボクのコーディネートは無事終了となりました。
ちなみにそこからとんぼ返りとなったボクは、シュツットガルトで寄り道することに。
そのためにカールスルーエで乗り換えてシュツットガルトまで行って。
そこではシュツットガルトでかつてコーチも務めた経験を持つ河岸さんと食事へ。
久しぶりの情報交換などをして、再び電車に乗り込み、最後はフランクフルトを経由してデュッセルドルフまで。
とにかくまあ、久々の電車の旅で、さすがに疲れましたが、それでも任務を果たしたという安堵感も大きかった気はします。
いずれにしても、彼らは後半の研修をフライブルクで続けていますので、まだ終了というわけではないですが。
フライブルクでも掛け替えのないものをたくさん見て、聞いてくれてると良いなと思ってます。
そして日本に戻ってから、できるだけ多くのことにフィードバックし、様々なことを新しく実現していって欲しいと願ってます。
ということで中締めとはなりますが、デュッセルドルフにお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
また、どこかでお会いする日を楽しみにしております。
そして、数年後に皆さんに、このクラブに来たことを誇りに思っていただけるよう、ボクたちも引き続き頑張っていきます。
みんなで日本サッカーの発展のために...
「頑張るときはいつも今」