熊本復興支援活動報告もVol.3ですが、今回はボクについて。
今回の日本出張の間に、なんとか熊本に行こうと思ったボクは、マキに連絡をしてみました。
「来月日本に戻るけど、ボクが行ってサッカースクールやることは現状としてどう?」
この問いに対して、
「来てくれるだけでも嬉しいよ。それにきっと子供たちもドイツ語でサッカースクールやってもらうのは興味あるだろうしね」
と返ってきました。
ならば行くしかないでしょ!ってことで、ドイツから帰国してすぐに熊本へ向かいました。
向こうでの被災地や避難所回りは報告した通り。
2日目はマキは2部練だったのですが、お昼の間に一緒にある体育館に行って。
運動不足の方々に、ドイツで主流の脳トレ「ライフキネティック」をやることにしました。
もちろん飛び込みで行って、館内放送をしてもらって。
集まってくれた15-20人くらいの方々を前にスタート。
持ってきたタオルや、避難所に集めて捨ててあったペットボトルのふた使って、脳みそフル回転させながら、みんなでワイワイやりましたよ。
最初は「私はいいよー、出来ないよー」なんて言ってたオバちゃんも、「おー出来たー、ありゃ難しい」なんて盛り上がり。
こうやって他愛もないことでも、みんなでワイワイするだけで笑顔になれるんです。
声に出して笑って、一瞬でもあの辛い現実から解放してあげられれば。
盛り上がってるのを聞きつけて、後から来てくれる人もいたりして、30分くらいの間でしたが、とてもいい機会になったのではと思います。
そこから午後の練習に向かった鉄人マキと別れ、熊本に住む後輩と2人で、別の避難所へ。
ここでもアナウンスをかけて、参加者を集いましたが、タイミング悪く多くの人が外出中。
またはちょうど入浴が出来るタイミングだったようで、さっぱりした人たちがたくさんいて。
運動って感じじゃなかったので、切り替えて声掛けに変更。
そしたらやっぱりお喋りしてないからか、いっぱい喋ってくれる人がいて。
こうやって話聞くだけでもいいんですよね。
これだけでも少しでも気がまぎれるんですから。
マキはこうやってたくさんの人と向き合って話をしてるって言ってましたが、それが少しわかりました。
その避難所を後にし、午後の練習を終えたマキと合流しまして。
そこからは今回の来熊の最大に目的であるドイツ語サッカースクールをやるために、会場へ移動。
マキが自分で作って運営しているフットサルコートで、今回は小学4-6年の28人が参加することに。
今回はフォルトゥナスクールウェアにKUMAMOTOの文字を入れて、みんなにプレゼントしたのですが、これがなかなかカッコいい。
早速室内でドイツ語レッスンがスタートですが。
うーん、なかなかみんな似合ってる。
約50分ほどで約30単語、子供達はスーッと覚えていきます。
そして早速表に出てドイツ語を使ったトレーニング開始に。
最初はドイツ語に戸惑っていましたが、ボールを使いながらなのですぐに慣れていき。
あっと言う間にドイツ語を覚えてくれちゃっていました。
最後には全員で記念撮影を。
子供たちもすごく楽しかったみたいで、帰り際には「ダンケシェーン!」と言ってくれてました。
それだけでも来て良かったと思えました。
今回は復興支援ということで特別に練習ウェアを用意しましたが。
子供たちがフォルトゥナKUMAMOTOバージョンの練習ウェアをいろんなとこで着てくれると嬉しいですね。
そしてこれをきっかけに、ドイツに行きたいなぁなんて思ってくれるようになったらいいですね。
ボクは日独に架け橋を掛ける存在を目指しています。
だからそういうことも実現していきたいなとは思ってます。
ということで怒涛のように過ぎて行った2日間でしたが、本当に行ってよかったです。
簡単に「応援してます、頑張ってください」と一言では言えないと感じましたが、それでもやっぱり本気でそう思ってます。
また来なくちゃいけないって思いましたし、マキやナオトさんのように、ボクなりの方法で続けていかなくちゃですね。
最後に、マキと。
マキ、
いろいろ話せて良かった。
いろいろまたトライしようぜ。
また何か出来ることあったら、相談してくれよな。
また行くぞ!
「頑張るときはいつもいつもいつも今」